ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター寺院と聖マーガレット教会~イギリスの世界遺産とイングランドの歴史や建造物~世界遺産旅行記へようこそ

「イギリスの世界遺産「ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター寺院と聖マーガレット教会」は、テムズ川河畔に優雅に、荘厳に、重々しく佇み、イギリスの世界遺産の中でも最も有名ですね。」
「そうなんですか。」
「聖マーガレット教会と言えば、イギリス・ロンドンにあるイングランド国教会の教会である。ウェストミンスター寺院と同じ敷地内にあり、英国議会が議場をおくウェストミンスター宮殿の教区教会である 。アンティオキアの聖マーガレットに献堂されている。」
「ウェストミンスター寺院と言えば、イギリスのロンドン・ウェストミンスターにある、イングランド国教会の教会である。聖ペテロ修道教会。戴冠式などの王室行事が執り行われ、内部の壁と床には歴代の王や女王、政治家などが多数埋葬されている。墓地としては既に満杯状態で、新たに埋葬するスペースはもはやなくなっている。国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)が隣接している。」
「ウェストミンスター宮殿と言えば、イギリス、ロンドンの中心部テムズ川河畔に存在する宮殿である。現在英国議会が議事堂として使用している。併設されている時計塔(ビッグ・ベン)と共にロンドンを代表する景色として挙げられる。所在地はロンドンのミルバンク。」
「ロンドン市内にあるので、訪れる人も多い有名観光スポットですよ。」
「はい。」
「ウェストミンスター宮殿は、11世紀半ばエドワード王の時代に建造されたゴシック建築の最高傑作と言われていますよ。」
「そうなんだ。」
「テムズ河に沿って全長265メートル強もあり、部屋数に至っては何と1100以上ありますよ。」
「大きいですね。」
「この偉容は、イギリスの過去の栄華を如実に物語っていますよ。」
「はい。」
「16世紀までは、代々国王の宮殿でしたよ。」
「そうなんだ。」
「1529年にヘンリー8世がここから王宮の機能を官庁街のホワイト・ホールに移しましたよ。」
「はい。」
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「官庁街のホワイト・ホールと言えば、ロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスター内を南北に走る道路で、トラファルガー広場からチェルシーへ至るA級道路3212号線の最初の区間の一部を形成する。北に向かって、パーラメント・スクエアからトラファルガー広場の南端に位置するチャリング・クロスまでを通り抜ける大通りである。」
「その後は、現在まで国会議事堂として使用されていますよ。」
「はい。」
「議会政治の発祥地の国会議事堂として、他国にまで大きな影響を与えていますよ。」
「そうなんですか。」
「この建物にある「ビッグベン」と呼ばれる高さ96メートルの時計台は、ロンドンのみならず、イギリスを端的に示すランドマーク、シンボルとなっていますね。」
「そうですね。」
「「ビッグベン」と呼ばれる高さ96メートルの時計台と言えば、時計台のビック・ベン が完成したのは1859年5月31日です。時計台の高さは96.3メートルでです。地上61メートルの高さまでは煉瓦で造られており、61メートル以上の部分は鋳鉄で作られています。時計の文字盤は地上55メートルの高さです。文字盤の大きさは直径7メートルあり、鉄枠で囲われた文字盤は、乳白色のステンドグラスがはめ込まれています。この時計は振り子式であり、振り子は時計部屋の真下に配置されています。この振り子は2秒に1回時を刻むようになっています。」
「ウェストミンスター寺院は、ウェストミンスター宮殿に隣接していますよ。」
「はい。」
「世界的に愛された、ダイアナ元妃の葬儀が行われた場所として有名ですね。」
「そうですね。」
「ウェストミンスター寺院も、ウェストミンスター宮殿と同じ時期に建造されましたよ。」
「はい。」
「高いアーチ型天井やステンドグラスが美しい、ゴシック様式の建物ですよ。」
「はい。」
「ゴシック様式と言えば、美術史や美術評論において、西ヨーロッパの12世紀後半から15世紀にかけての建築や美術一般を示す用語である。最初は建築のみに使用された用語だが、次第にゴシック建築が建造された時代の装飾、彫刻、絵画などへとその適応範囲が広がった。」
「1066年にウィリアム王の戴冠式を行って以来、ずっと国王の戴冠式、結婚式などの王室行事が執り行われる格調高く、由緒のある建物ですよ。」
「そうなんだ。」
「尚、ウェストミンスター寺院は、1065年エドワード1世が、ノルマン様式で建造し完成しましたよ。」
「はい。」
「ノルマン様式と言えば、11世紀にフランスのノルマンディー地方で確立され,ノルマン人のイングランド征服(ノルマン・コンクエスト)以後はノルマン朝イングランド全体に統一的にみられたロマネスク美術の一様式である。カロリング朝のキリスト教的伝統とノルマンの北方的伝統とを源とする同様式は,ノルマンディー公国の国家建設とベネディクト会修道院改革運動を背景に,教会堂建築に最も典型的に表れている。」
「エドワード1世と言えば、プランタジネット朝第5代イングランド王(在位1272年 - 1307年)。ヘンリー3世の長男。」
「13世紀にヘンリー3世がゴシック様式に改築し、ウェストミンスター宮殿と並ぶゴシック様式の最高峰となっていますよ。」
「そうなんだ。」
「ヘンリー3世と言えば、プランタジネット朝第4代イングランド王(在位:1216年 - 1272年)である。ジョン王と王妃イザベラ・オブ・アングレームの子。」
「ここには、英国の絶対主義が確立されたヘンリー7世からエリザベス1世までのテューダー朝に関係の深い人物の記念碑が並んでいますよ。」
「はい。」
「テューダー朝と言えば、イングランド王国(1485年 - 1603年)およびアイルランド王国(1541年 - 1603年)の王朝である。チューダー朝とも。」
「ヘンリー7世と言えば、テューダー朝初代のイングランド王(在位:1485年8月22日 - 1509年4月21日)およびアイルランド卿である。ヘンリーはボズワースの戦いでリチャード3世を破って王位を勝ち取り、戦いで王座を得た最後のイングランド王となった。ランカスター朝の系統のヘンリーは、ヨーク朝のエドワード4世の娘にしてリチャード3世の姪にあたるエリザベス・オブ・ヨークと結婚して王位を固め、薔薇戦争による混乱を解決した。」
「エリザベス1世と言えば、エリザベス1世は、イングランドとアイルランドの女王(在位:1558年 - 1603年)である。テューダー朝第5代にして最後の国王。別名は処女王、グロリアーナ(「栄光あるもの」の意)、よき女王エリザベスである。」
「ウェストミンスター寺院と同じ敷地にある聖マーガレット教会は、やはり、ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター寺院と同じ頃の11世紀半ばに、教区教会として建設されましたよ。」
「はい。」
「19世紀に入って、修復工事が行われましたよ。」
「はい。」
「このウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター寺院と聖マーガレット教会の3つの建造物は、長く壮大で激動のイギリス王室の歴史を物語るものとして、1987年に世界遺産に認定されましたよ。」
「そうなんだ。」
「尚、時期によっては、ウェストミンスター宮殿の内部を見るツアーが行われていますよ。」
「そうなんですか。」
「議会が開催されている時は、予約を行うと傍聴席にも入れますよ。」
「はい。」
「しかし、ウェストミンスター寺院には、日曜日は中には入れませんよ。」
「どうしてですか?」
「逆に、聖マーガレット教会は、日曜日には世界中から来た人の行事への参加を歓迎していますよ。」
「はい。」
「夜には、「ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター寺院と聖マーガレット教会」はライトアップされますよ。」
「いいですね。」
「忘れずに、夜景も見ることをおススメします。」
「わかりました。」
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